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宮城県大和町          七つ森・撫倉山(なでくらやま)        359m

〜初めての山歩き〜

平成13年6月5日        晴れ

仙台の北部にボコボコとこぶのように見える山々があります。大和(だいわ)町の七ッ森です。北から たがら森・遂倉(とがくら)山・鎌倉山・鉢倉(はちくら)山・大倉山・撫倉山・松倉山そして主峰の笹倉山です。  遊歩道が整備され、仙台市民の憩いの場として親しまれてきました。

それまでインドアの趣味ばかりで、休日も家の中に居た私が運動不足の解消にと、七つ森に出かけました。  軽いハイキングのつもりで水と弁当だけを持って、信楽(しんぎょう)寺跡の駐車場に車を止めて、一番近い撫倉山に登る事にしました。 1人でハイキングに来たのは今回が初めて、もちろん七ッ森も初めてでした。 よく晴れた日差しの暑い日で道の草むらには毛虫が沢山いました。

駐車場からしばらく歩くと遊歩道入口の看板があり、滑りやすい山道になりました。 おどろき展望台に着くと木のテーブルと椅子があり、木の枝が邪魔をして展望はありません。  何も見えなくて『おどろき』でした。  

歩きはじめてから境(さかい)まで50分ほどかかり、すごい量の汗をかいています。 運動不足で鈍った体は、もう疲れてしまいました。

境からはけっこう急な登り坂でロープが張ってあり、道が滑りやすいのでしっかりロープを握りながら登ります。  アスレチックみたいで急なロープの道が終わると岩場の登りになります。  途中には梯子もあり片側が崖になった狭い場所もありました。  軽いハイキングのつもりがなかなかのハードコースです。  「少しは痩せたかなぁ」と思いながら見晴らしの良い大岩に到着。

狭い山頂だ・・と思いこみ、展望を楽しみながら昼食にしましたが、(後日、ここは山頂ではなく「天狗の相撲場」と判明) 休んでいると鈴の音が聞こえ女性が2名岩の下通りすぎていきました。  熊鈴を知らなかったので、何故鈴を鳴らしていたのか分かりませんでした。 そろそろ帰ろうかと歩き出したら本当の山頂があり、薬師如来像がありました。  展望も良く遠くの山や町が小さく見えました。

帰りは反対側の道を帰ります。  歩き始めてすぐ、ふっと前を見ると大きな『ロバ』がこちらを見ています。  でも、ロバの顔ではないし鹿でもない・・・?  不思議な動物とご対面です。 (これも帰宅後、『カモシカ』と判明。”私はカモシカは高い山にしかいないと思っていた。”)  近距離(10mぐらいかなぁ)で、お互い動けずしばらくお見合い状態がつづきました。 堪り兼ねて思わず手を『パン!』と叩いたらロバ?はおどろいて道を譲ってくれました。

追いかけて来ないか心配になり早足で道を進みます。  慌てて反対側に下りようとして・・・  無知な私は、道を間違えて萱の森(かやのもり)展望台を直進し、急な斜面を下りてしまいました。 途中で気づき「道が消えた」と思い、周囲を見ますが下りられそうにありません。 慌てて這い上がりました。 こうなると急に心細くなるもので、確実な「登った道」を戻ることにしました。

急ぐとロクな事がありません。 また道を間違えて信楽寺跡に戻る小道を通りすぎ車道に出てしまいました。 何とか小道を見つけましたが、疲労と水分不足で両足が攣って歩けなくなり、やっと駐車場に着いた時にはヘトヘトで、散々な初体験でした。

美しい眺め・カモシカとの出合・両足の痙攣・道に迷った事。 すべてが初体験でした。  そして、この初体験が私の趣味に『アウトドア』を加えてくれました。

もっと山を知ってみたいと思い、山歩きを始めたのでした。


2001INDEX

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